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11の倍数の見分け方 について考える

偶数・奇数・倍数・約数

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1.11の倍数の見分け方 その①

11の倍数の見分け方は、
1つとばしに飛ばした2つの数の差が0か11になる、です。
具体的には、160875という数字があるとします。
この場合、5の1つ飛ばしは8さらに1つ飛ばしは6ですので5+8+6=19
7の1つ飛ばしは0、さらに1つ飛ばしは1で7+0+1=8となります。
この2つの数 19-8=11なのでこれは11の倍数となります。

なぜそうなるのでしょうか。今、6ケタの数字、⑥⑤④③②①があるとします。
⑥は6という訳ではなくて0から9までのなんの数字でもよい6ケタ目の数字ということです。
100000の位 ⑥
10000の位  ⑤
1000の位   ④
100の位    ③
10の位     ②
1の位      ①ということですので、これをべつの表現でかくと
⑥×100000+⑤×10000+④×1000+③×100+②×10+①となります。
これを下のように変形します。
⑥×(100001-1)+⑤×(9999+1)+④×(1001-1)×
③×(99+1)×②(11-1)+①
この分解のしかた、なかなか思いつきませんね。
実は1001=7×11×13に分解できます。これは色々と使えますので知ってると便利です。
さらに、100001、10000001と間に偶数個の0を書き、1で挟んだ数は11で割り切れます。また9999や99は11で割り切れることはすぐわかりますね。
よって上の変形式の
⑥×100001+⑤×9999+④×1001+③×99+②×11は11の倍数とわかります。
のこされた、①-②+③-④+⑤-⑥=(①+③+⑤)-(②+④+⑥)が11の倍数であると
11の倍数になることがわかります。

2.11の倍数の見分け方 その②

【もう一つの方法】「右から2ケタに区切っていき、それぞれを足した数が11の倍数」であれば11の倍数です。たとえば、①②③④⑤という数字があるとします。
これを上と同じように表現すると、
⑤×1+④×10+③×100+②×1000+①×10000
=(⑤+④×10)+(③×②×10)×(99+1)+①×(9999+1)
=(⑤+④×10)+(③×②×10)+①+(③+②×10)×99+①×9999
赤の部分は11の倍数とすぐにわかります。
ということは、④⑤と③②と①の数字の和が11の倍数だったら11の倍数ということがわかります。
これを何度もくりかえせばよいですね。
たとえば 2001911846 は11の倍数でしょうか?
46+18+91+01+20=176 となり11の倍数ですね。
不安ならさらに 76+1=77をしてこれで11の倍数が確認できます。

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