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★★★★☆難関コース 最古の覆面算

数の性質

3.5

【問題】
 
 上のそれぞれのアルファベット、S,E,N,D・・・
には 0から9の数字が対応します。
 どのアルファベットが何の数字に対応しているかを推理し、
 計算式を完成させて下さい。
 なお、Mは0をあてはめることはできず、
 また右にかいてある日本語は問題を解くうえで
 意味はありません。

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【ヒント】
 覆面算を解くうえでの準備は、どの数字を使ったかをチェックする
 0~9の数字を書くことと、位どりの一、十、百・・・をかくこと
 です。ここは、①②③④とか□□□とか、自分でわかればなんでもよい
 と思います。
 
 解けそうなところから解いていきます。
 今回はMから解いていくのがよいでしょう。

 算数的な思考を身につけるのにとても良い問題だと思います。
 チャレンジしてみてください。
 Mがわかれば次は、Oを確定してみましょう。
 Oの次は、S、そしてRを確定してみましょう。
 最後にE,N,D,Yを確定しましょう。

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【解答】
 SとMにあてはまる最も大きい数字をかんがえてみると、
 9と8を選ぶことになるので、S+M=17となり
 くり上がる数字は0か1しかありえません。
 Mは0ではないと書いてますので、1で確定です。
 
 ■次にOについて考えます。
 千には、0か1の数字が入ります。
 千=1のとき、千の位に注目して、1+S+1が
 繰り上がる必要がありますので、Sは8か9となります。
 S=8のとき1+8+1=10となり、O=0となります。
 S=9のとき1+9+1=11となり、O=1となり
 1はすでに使用ずみなので、成り立ちません。
 千=0のとき、0+S+1がくり上がるためには
 S=9となります。このときO=0となります。
 以上より O=0が確定し、Sは8か9となります。
 
 ■つぎにSについて考えます。
 Sは8か9なので、
 S=8のとき、千=1となり、E+0はくり上がる
 ことになり、Eは10以上となり、成り立ちません。
 よってS=9とわかります。
 
 ■つぎにRについて考えます。
 E+百=N が成り立ちます。
 また、十の位より、 
 十+N+R=十+E+百+R=E またはE+10
 十+百+R=0 ・・・①
 若しくは 
 十+百+R=10 ・・・②
 十と百には0か1がはいりますので、
 ①が成り立つには、 十=0、百=0、R=0しかなく
 0は既に使用してますので、成り立ちません。
 ②が成り立つには 十と百の組合せが、(0,0)(1,0)(0,1)(1,1)
のパターンがあり、そのときRはそれぞれ、10,9,9,8となります。
 Rは一桁の数なので10ではなく、9はすでに使われてますので、
 R=8とわかります。その時 (十,百)=(1,1)です。
 
 ■E,N,D,Yについて考えます。
 百の位から E+1=N また
 使える数字は、2,3,4,5,6,7より
 (E,N)=(2,3)(3,4)(4,5)(5,6)(6,7)となります。
 一の位より D+E=Y+10
 ●E=2のとき Dは8、9となりますが既に使っているので
 なりたちません。同様に、
 ●E=3のとき Dは7が候補となりますが、
D=7のときY=0となり0は既につかっているので
 成り立ちません。
 ●E=4のとき D=6、7ですが、D=6のときは
 Y=0、D=7のときはY=1と 0,1は既に使われて
 いるので成り立ちません。
 ●E=5のとき D=5,6,7ですが、
 同様にD=5,6はY=0,1となり成り立ちません。
 E=5のとき D=7,Y=2,N=6で成り立ちます。
 ●E=6のときN=7となり D=4,5,6,7 が候補となります。
 同様にDは6,7は使えずY=0,1となり成り立ちません。

 以上より E=5,N=6,D=7,Y=2とわかります。
 よって最終の答えは、下の通りとなります。
 


 


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