灘中 2019年入試問題より
【ヒント】あまりのグループ分けの問題は、前回ご紹介した、数の式の武器 modを理解していると簡単に解答できます。
まず、377がどんな数が知るために、素数で分解します。
素数で分解する方法も、以前ご紹介してますのでそちらを参照ください。
これも以前紹介しましたが、1から100までの素数は25個ありますから、おさえておきましょう。
377=13×29ですね。 377を5回かけた数は表現が面倒くさいので、これまた以前紹介した累乗を活用して \(377^{5}\) =\((13)^{5}\)×\((29)^{5}\)とかきます。
【解答】
約数の組合せは \((13)^{0}\)=1に29を0-5回かけた6個
\((13)^{1}\)に29を0-5回かけた6個・・・
と、6×6=36通りあります。 29は何回かけても14で割った余りは1ですので、
組合せとしては 1×1=1となる 1 ,\((13)^{2}\), \((13)^{4}\), \((13)^{6}\)
の4とおりに対してそれぞれ29を0-6回かけた7とおりとの組み合わせで
7×4の28とおり・・・(答え)となります。
同様に15でわった時を一覧にすると、下の表のようになり、
余りが1になる組合せは、\((13)^{0}\)=1 と29を0回、2回、4回、6回かけた組合せと、
\((13)^{4}\) と29を0回、2回、4回、6回かけた組合せの
8とおり・・・(答え)となります。
modの考え方を使うと簡単に解答できますね。
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