スポンサーリンク

★★★☆☆中級コース あまりの基本的な問題

偶数・奇数・倍数・約数

2.5
灘中 2022年入試問題より

【問題】2を10回かけてできる数、
2×2×2×2×2×2×2×2×2×2を17で割った余りは、
です。また、2を2022回かけてできる数、
を17で割った余りは、です。

【ヒント】以前お話しした、「数と計算の武器 modと負の数」を読んだあとに
是非解いてほしい問題です。モッドを学んだあとに解くと、とてもすっきりします。
17でわって、余りが1になるか、1不足(-1)するかのどちらかの数をみつけて
それを基準として、計算を簡単にしていくことが重要です。
2×2×2×2=16ですので、2×2×2×2は17でわると1足りません(余りがー1)。
これが活用できそうです。
2を何個も書くと大変ですので、以前ご紹介した累乗での表記を使います。

スポンサーリンク

【解答】2×2×2×2≡ー1(mod17)ですので、\(2^{8}\)≡(-1)×(-1)=1(mod17)
となります。よって、\(2^{10}\)≡2×2(mod17) となり、
余りは4・・・(アの答え)となります。

同様に、\(2^{8}\)≡1(mod17)を活用して、2022=252×8+6ですので、
\(2^{2022}\)≡\(2^{6}\)≡64≡47≡30≡13(mod17)
となります。よってあまりは 13・・・(イの答え)となります。

考え方を理解するまで時間がかかるかもしれませんが、理解できれば一瞬でとけますので
是非、自分のものにしてください。
暗記するのではなく、納得できるまで考え、自分の武器にすることが重要です。


 

コメント

タイトルとURLをコピーしました