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★★★☆☆難関コース 2023年 灘中学入試問題 2日目2⃣

場合の数

2.5
2023年 灘中学入試問題より

【問題】

図のような、すべての面が1辺の長さが1㎝の正三角形である三角すいがあり、
太線でかかれた線にはインクがぬられています。この三角すいを紙の上に
おき、紙に触れている辺のいずれかの辺を軸として、すべらないように
何回か転がします。ただし、インクは紙についても辺からなくならないものとします。
(1)2回転がす場合、紙についたインクの線は、長さの合計が3㎝のものが
全部で2通り、4㎝のものが全部で3通り、5㎝のものが全部で4通りあります。
それらを下の図に書き入れなさい。ただし、転がす前に紙についているインクの線は
あらかじめ太線で印刷されています。また、解答の順序は問いません。


(2)3回転がします。紙についたインクの線の長さの合計が最も大きくなるとき、
それは㎝です。また、そのような転がし方は全部で通りあります。

(3)4回転がします。紙についたインクの線の長さの合計が最も大きくなるとき、
それは何㎝ですか。また、そのような転がし方は全部で何通りありますか。

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【ヒント】いま与えられた三角すいのそれぞれの頂点を図のようにA,B,C,Dとします。
また便宜上下の左の三角すいを右のように表現します。


(1)今ブルー部分から2回転がすと。 
 ①← ← ② ← ↑ ③← → 
 ④→ → ⑤ → ↑ ⑥→ ← 
 ⑦↓ ← ⑧ ↓ → ⑨↓ ↑ の9とおりがあります。


(2)同様にブルーの部分よりスタートして → ← ↓ ↑ を組み合わせ、
3回移動させると、下の範囲で動きます。 7㎝が一番長くなりそうです。


(3)もう慣れてきたと思います。(2)をさらに1回増やすだけです。
 8㎝が一番長くなります。
  ①↓ ← ↓ ← ②↓ ← ↓ → ③↓ → ↓ →④↓ → ↓ ←
  ⑤↓ ← ← ↑ ⑥↓ → → ↑
  ⑦← ↑ ← ↑ ⑧← ↑ → ↑ ⑨→ ↑ ← ↑⑩→ ↑ → ↑


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【解答】(1)は下のような感じになります。
 

(2) ア=7、 イ=2 となります。
    ヒントの図の ①↓ ← ↓ ②↓ → ↓の2とおりですね。

(3)8㎝ 10通り・・・(答え)
 ヒントの図の ①↓ ← ↓ ← ②↓ ← ↓ → 
 ③↓ → ↓ →④↓ → ↓ ←
  ⑤↓ ← ← ↑ ⑥↓ → → ↑
  ⑦← ↑ ← ↑ ⑧← ↑ → ↑ 
  ⑨→ ↑ ← ↑⑩→ ↑ → ↑

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