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★★☆☆☆中級コース 場合の数と確率

場合の数

2.0
灘中 2022年入試問題より

【問題】A,B,C,Dは1以上10以下の整数です。
A,B,C,Dの中に同じ数字が含まれてもよいものとします。
A×B+A×C+A×D+B×C×Dが偶数になるようなA,B,C,D
の組は全部で何組ありますか。

【ヒント】色々な解き方があると思いますが、漏れなくだぶりなくカウントすることに心がけます。
問題自体は簡単なのですが、整理して考えなければ頭がこんがらがります。
A,B,C,Dの数の組合せは、全部で、10×10×10×10通りあります。
A×B+A×C+A×D=A×(B+C+D)とまとめると便利です。

具体的に考えてみます、2つの数の和が偶数になるパターンは、
偶数+偶数=偶数、奇数+奇数=偶数、偶数+奇数=奇数、奇数+偶数=奇数の
4通りのうち2通りとなります。
与えられた問題は A×(B+C+D)+B×C×Dが偶数になる場合ですので、
Aが偶数の場合、B×C×Dが偶数となりますので、B,C,Dのうちの少なくとも1つが偶数です。
Aが奇数の場合
 ・さらにB+C+Dが奇数の場合は、B×C×Dが奇数
  これはB,C,Dが全て奇数ということです。
 ・B+C+Dが偶数の場合は、B×C×Dが偶数 となります。
  B,C,Dのうちのすくなくとも1つが偶数である必要があり、
  かつB+C+Dが偶数ということは、B,C,Dは「偶数が1つだけ」か「すべて偶数」です。

  

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【解答】
条件をみたす確率は、下図より、\(\displaystyle\frac{7}{16}\)+\(\displaystyle\frac{1}{16}\)+\(\displaystyle\frac{4}{16}\) =\(\displaystyle\frac{12}{16}\) 

A,B,C,Dの組合せは10×10×10×10通りあるので、
10×10×10×10×\(\displaystyle\frac{12}{16}\)=10000×\(\displaystyle\frac{3}{4}\)=2500×3=7500 組・・・(答え)


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