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【コラム】ピタゴラスの定理とは?

コラム

みなさまピタゴラスの定理という言葉をきいたことがありますか?
ピタゴラスの定理は、別名、「三平方の定理」ともよばれている有名な証明済みの法則です。
証明済みの法則という言い方をしたのは、実はこの法則、ピタゴラスの生きていた紀元前
6世紀より前の古バビロニア(紀元前2千年頃)の粘土板の遺跡からつかわれていたことが
分かっているためです。
ピタゴラス以前に人々にとって、法則が本当に正しいのかを「証明」するという考え方が
なかったからだと言われています。
さて、そんなピタゴラスの定理とはどのようなものかを、まずみてみましょう。

図のような直角三角形ABCがあり、それぞれの辺の長さをa,b,cとします。
このとき、 \(c^{2}\)=\(a^{2}\)+\(b^{2}\) 
c×c=a×a+b×bが成り立つ、つまり
斜辺を2回かけた数字はその他の2辺a,bをそれぞれ2回かけた数字の和と等しくなる。
というものです。
この定理、ギネスブックのサイトでは520とおりの証明方法が発見されていると
書かれていて、これからもこの定理の注目度がわかると思います。

さてこの法則、ピタゴラス、正確にはピタゴラス教団は
どのようにして証明したのでしょうか。
諸説ありますが、ギリシャのサモス島で生まれたというピタゴラスは、
サモス島のヘーラー神殿を散策していたとき、足元に敷き詰められた
タイル貼り(下図)を見て、気づいたといわれています。

このタイルがピタゴラスには下のように見えたみたいです。

緑の正方形(直角三角形2個分)とオレンジの正方形(直角三角形2個分)の和が
青の正方形(直角三角形4個分)となっていることに気づいたそうです。
つまり式で表現すると、\(c^{2}\)=\(a^{2}\)+\(b^{2}\) とうことですね。
ピタゴラスは、これをきっかけに一般化して証明を完成したということです。
こんな感じでしょうか。

\(c^{2}\)=\(a^{2}\)+\(b^{2}\)
この式を満たす数字の組合せをピタゴラス数といいますが、ピタゴラスの時代には
3×3+4×4=5×5 や5×5+12×12=13×13、7×7+24×24=25×25といった
基本的な組み合わせは経験的に知っていたようです。
この知識をきっかけにタイルをみてひらめいたのでしょうか(笑)
できすぎたお話しですね(笑)ちなみにピタゴラス数は無限にあります。
小学校では習いませんが、しっているととても便利なので、理解できたら
是非使ってみましょう。




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