「消去算」も「和差算」「ツルカメ算」の応用的な考え方で小4レベルの四則演算で計算することができます。例題を通して考え方をみにつけましょう。
【例題】プリンを3個、ケーキを5個買うと870円になります。また、プリンを5個、ケーキを3個買うと810円になります。プリンとケーキはそれぞれ何円ですか。
【解説】計算式をたててみます。
プリン3個、ケーキ5個を買うと870円なので、
①プリン×3+ケーキ×5=870 となります。
またプリン5個、ケーキ3個で810円なので、
②プリン×5+ケーキ×3=810 となります。
「プリン」か「ケーキ」を消したいので「プリン」か「ケーキ」のかけている数のどちらかを
同じにしたいです。
いまプリンを消すとすると、 ①のプリンは3 ②のプリンは5なので、
それぞれ ①を5倍、②を3倍 すると、プリンは15でそろいます。
①×5より
③ プリン×15+ケーキ×25=870×5=4350
②×3より
④ プリン×15+ケーキ×9=810×3=2430
③ー④ より ケーキ×(25-9)=4350-2430=1920
よって ケーキ×16=1920 となり
ケーキ=\(\displaystyle\frac{1920}{16}\)=120
プリンは①より プリン×3+120円×5=870円となるので
プリン×3=270円 プリン=\(\displaystyle\frac{270}{3}\)=90円
ケーキ 120円、プリン 90円・・(答え)となります。
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