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8の倍数は下2ケタが2の倍数かつ4の倍数なのか?奇数倍の判定に有効な考え方

偶数・奇数・倍数・約数
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8の倍数の見分け方は、下2ケタが2の倍数かつ4の倍数ではダメ?


67324は2で割れますし、4の倍数の見分け方「下2ケタが4の倍数」をみたしています。
8の倍数といえるのでしょうか?
実際にわってみます。67324を8で実際に割ると
67324=8×8415+4となり、4あまり、8でわりきれません。

なぜでしょう。
67324÷2=33662となり、2でわれます。
67324÷4=16831となり、4でもわれます。
4で割れるとは2で2回割れることなので、2で割れることが含まれてますね。
ということは67324を2で割った33662が4でわれれば、2かつ4でわれることになります。
しかし、33662は4ではわれません。
よって2かつ4では割れない、つまり8の倍数ではないということです。
8の倍数の見分け方は前回ご紹介したように、下3ケタが8の倍数であること、
つまり今回でいうと324が8の倍数であることですので、
324が3回2でわれないとだめです。
324÷2=162 162÷2=81 81は2で割れませんね。

(奇数)倍の判定に有効な考え方

前回、一桁倍数2,3,4,5,6,7,8,9の見分け方をご紹介しました。
これは素数をみつけるときや、数字をグループわけするのに便利なのですが、
特に奇数倍や素数倍のみつける方法は数が大きくなるに従い、複雑になっていったり
工夫が難しかったりします。そういう時に知ってると役に立つかもしれない
考え方をご紹介します。

1)与えられた数の下1ケタの数字を取り除く
2)残った数から取り除いた数字の●倍を引く (●は、判定したい倍数によって異なる)
3)2)の数字が「求めたい倍数」で割り切れれば、元の数字は判定したい倍数
4)ひと目でわかるまで、この操作を繰り返す

求めたい倍数が
7の倍数(3の倍数)の場合は ●=2
9の倍数 ●=8
11の倍数 ●=1
13の倍数 ●=9
17の倍数 ●=5
19の倍数 ●=17
23の倍数 ●=16 を使用します。

たとえば、今 ①②③④⑤という数字があるとします。
これは 10000×①+1000×②+100×③+10×④+⑤となり、
下1ケタ目を取り除くと、1000×①+100×②+10×③+④
10×(1000×①+100×②+10×③+④)+⑤
=10×(1000×①+100×②+10×③+④-2×⑤)+21×⑤
と変形できます。この変形は少し強引ですが、21×⑤は7の倍数(3の倍数)で
下1ケタが1になるように変形しました。
この考え方が今回のポイントとなります。
21=10×2+1なので、青太字の2×⑤を引いて帳尻をあわせています。
つまり、青字の部分(①②③④から元の数の下1ケタ⑤×2を引いた数字)
が7(3)の倍数であれば7(3)の倍数ということができます。
この作業を書いたのが、最初の1)~4)の手順となります。

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